新型コロナウイルス感染症への対応に関する加盟チームへのお知らせ・お願い(2020年3月16日)

新型コロナウイルス感染症への対応に関する
加盟チームへのお知らせ・お願い

令和2年3月16日
加盟チーム 代表者各位
北区少年野球連盟

新型コロナウイルス感染症への対応について

平素より少年野球連盟の運営にご尽力いただき、ありがとうございます。
また、この度の新型コロナウイルス感染症に対し、各チームにおかれてはご高配を賜り、誠にありがとうございます。
さて、北区少年野球連盟としては各チームに活動の自粛について検討をお願いしているところですが、練習再開の考え方についての問い合わせがありました。
3月9日の政府「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の見解では、“感染者数は、一時的な増減こそあれ、当面、増加傾向が続くと予想され、依然として警戒を緩めることはできない“としており、引き続き活動自粛の検討のお願いは継続せざるをえないものと考えています。

その一方で、文部科学省は「児童生徒の健康保持の観点から、児童生徒の運動不足やストレスを解消するために行う運動の機会を確保することも大切であると考えており、日常的な運動(ジョギング、散歩、縄跳びなど)を安全な環境の下で行っていただきたい」としています。
北区内の小中学校は臨時休校中ですが、現実問題として、街中にも手持無沙汰な様子の子供たちを見かけますし、公園や広場で野球遊びや自主練習をしている姿も見かけます。
そんな中で、少年野球連盟としては、
① 平日は自宅にいることが多い児童に対して、伸び伸びと運動ができる環境を整えて心身の健康を支えるべきではないか
② チームは活動を自粛しても児童が自発的に集まって練習をする実態があるのであれば、むしろきちんとスポーツ保険などの対象となる活動と位置付けるべきではないか
③ 指導者が立ち会うことで、子供たちが自発的に集まって練習をする場合よりも適切な感染症対策を実施、事故防止にもつながるのではないかと考えます。

専門家会議は、“これまで集団感染が確認されたのは、①換気の悪い密閉空間、②多くの人が密集、③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声、という3つの条件が重なった場であることから、この3条件が同時に揃う場所や場面を避ける”という見解も示しています。

 各チームにおいて活動方針を検討するにあたってはこれらのことを踏まえたうえで、適切にご対応くださいますようお願いいたします。
 
しかしながら、児童のストレス解消を目的とした練習を再開したいとしても、小中学校の校庭が使用できない現状があります。
つきましては連盟が確保しています新荒川大橋野球場 少年A面、少年B面、少年C面、一般B面の3/20(祝)、21(土)、22(日)の3日間、各チームに2時間枠で提供します。

連盟にて確保しております時間帯は以下の通りです。

3/20(金・祝) 9:00 〜 17:00
3/21(土) 13:00 〜 17:00(※少年A面のみです)
3/22(日) 9:00 〜 17:00

利用を希望するチームは代表者または監督から3月18日(水)までに以下の酒井副理事会のメールアドレス宛にお申し込みください。

メールアドレス:k.s.club.world.champion.no1@ezweb.ne.jp

【参考資料】

●新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」(抜粋)

みなさまにお願いしたいこと
これまでに明らかになったデータから、集団感染しやすい場所や場面を避けるという行動によって、急速な感染拡大を防げる可能性が、より確実な知見となってきました。これまで集団感染が確認された場に共通するのは、①換気の悪い密閉空間であった、②多くの人が密集していた、③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われたという 3つの条件が同時に重なった場です。こうした場ではより多くの人が感染していたと考えられます。そのため、市民のみなさまは、これらの3つの条件ができるだけ同時に揃う場所や場面を予測し、避ける行動をとってください。
ただし、こうした行動によって、どの程度の感染拡大リスクが減少するかについては、今のところ十分な科学的根拠はありませんが、換気のよくない場所や人が密集する場所は、感染を拡大させていることから、明確な基準に関する科学的根拠が得られる前であっても、事前の警戒として対策をとっていただきたいと考えています。
専門家会議としては、すべての市民のみなさまに、この感染症との闘いに参加して頂きたいと考えています。少しでも感染拡大のリスクを下げられるよう、別添の「新型コロナウイルス感染症のク ラスター(集団)発生のリスクが高い日常生活における場面についての考え方」を参考にしていただき、様々な場所や場面に応じた対策を考え、実践していただきたいと考えています。どうかご協 力をお願いいたします

●文部科学省Q&A(3月13日時点)

 臨時休業期間中に、児童生徒が外出して運動をしてもよいのか。
○ 通知においては、児童生徒に「新型コロナウイルスの感染の拡大を防止するための 臨時休業の措置であるという趣旨を理解させ」、臨時休業期間中は、「人の集まる場所等への外出を避け、基本的に自宅で過ごす」ようお示ししたところですが、児童生徒の健康保持の観点から、児童生徒の運動不足やストレスを解消するために行う運動の機会を確保することも大切であると考えており、日常的な運動(ジョギング、散歩、縄跳びなど)を安全な環境の下で行っていただきたいと考えます。

○ ただし、感染拡大を防止する観点から、一度に大人数が集まって人が密集する運動と ならないよう配慮することが必要です。 


臨時休業期間中に、学校の校庭や体育館、公共スポーツ施設を開放して、児童生徒が運動する機会を提供してもよいのか。

○ 児童生徒の健康保持の観点から、学校の校庭や体育館、公共スポーツ施設の開放を設 置者や各学校等において検討していただき、児童生徒の運動する機会を確保していただきたいと考えます。
○ この場合においても、一度に大人数が集まって人が密集する運動とならないよう配慮 することが必要です。
○ 特に、屋内である体育館の開放については、ドアを広く開け、こまめな換気を心がけたり、児童生徒が手を触れる箇所(ドアノブ、手すり、スイッチなど)を消毒液を使用して清掃を行うなど、感染拡大防止のための防護措置等を講じた上で、少人数の児童生徒への開放にとどめるなど、より慎重な対応が必要であると考えます。
(参考)新型コロナウイルス感染症対策のための小学校等の臨時休業に関連した放課後児童クラブ等の活用による子どもの居場所の確保について(3月2日付文部科学省初等中等教育局長他通知)

以上